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現場レポート・DAY 2「顧客開発」

   

2日目の朝。いい天気です。

1日目の後、結局このようなチーム構成になりました。なかなかユニークな名前が揃いましたが、それぞれどういうことを考えていくんでしょうね?

9:00集合。徐々にメンバーが集まってきます。

集まったところから作戦会議スタート。最初からフルパワーで取り掛かるところもあれば、

ゆるく始めていくところも。チームの雰囲気で動き方も変わってきます。

さて、今日はコーチセッションということで、県内で活躍する4名の方々に来ていただきました。できるだけ年齢も参加者に近い人たちで、むしろ仲間という意識で参加していただきます。

雰囲気カタそう?、、じゃあこんな感じでw

朝・昼・夜と、リーさんのレクチャーが行われます。「Startup Weekend は教える場ではありません。皆さんが自主的に何かをやって、皆さんの手で知識を掴む場です。なので私が皆さんに先生として教えるのはダメなんですが、、、」

「顧客とは『人』ではなく、『ビジネスのニーズを持っている人』として見た方がいいです。顧客の状態ではなくて顧客のニーズを知ること。『お腹が空いている』ではなくて、『食べたい』『改善したい』というニーズなんですよ。お金持ちで家に冷蔵庫を持っている人でも、冷蔵庫は売れるんです。そういう考え方をしてください」

残り2日間で、各チームはその「顧客」をみつけることになります。理屈ではわかるけど、そういう行動ができるかどうか?これからコーチと一緒に頑張っていきましょう。

各チームそれぞれ考えていることを整理しつつ、コーチに相談をしていきます。通常は14:00-17:00の3時間をコーチセッションに充てているのですが、今回は1日中コーチがいる設定で、いつでも相談してよいルールにしています。

先ほど「仲間」とは書きましたが、コーチは答えを出さず、基本的に話を聞く立場に徹します。

コーチとの話を踏まえて再整理しあう各チーム。

昨夜突然集まったメンバーどうしですから、どこまで根本の部分ですり会っているのかもわかりません。もしかすると違うことを考えているかもしれない。その辺も確認しつつ、サービスを固めようと模索します。

整理、できましたか?

ある程度仮説がまとまったのなら、早速顧客になりそうな人を見つけに行きましょう。

近くのショッピングセンターで高齢者の方に話を聞きに行くそうです。

偶然にも、このチームも同じショッピングセンターで高齢者の方に話を聞きに行くそうな。でも尋ねることも変わってくれば見え方も変わってくるでしょうね。

準備万端?

予めつくったボードを見せながら、「こういう悩みってないですか?」と尋ねるチーム。

思っていた以上に多くの方から話を聞けたようです。でも本当に欲しかった情報だったのでしょうか?

他にも尋ねてみようというので、今度は介護福祉施設へ。

答えは会場ではなく顧客が持っている。でも議論ばかりしていると、その答えの在り処になかなか気づかないものです。

お昼になったので、ここでリーさんからレクチャー。「今日の午前中、皆さんは日本の Startup Weekend の殆ど多くの参加者と同じ失敗をしていました。お客さんを探していない」

「ある商品を作るのは簡単です。小さな機械一人で頑張れば作れます。でも価格はどうですか?1000円にするか。1万円にするか。顧客に聞くしかないですよね。午前中、みなさんは議論していました。でもなかなか決まらなかった。これは『ストーカー』への第一歩です」。

「そうじゃなくて、わからなかったら顧客に聞く。間違った答えを聞いてもOKです。間違った話を信じてしまっても、それを元に動いていたら弊害がみえてくる。間違いだと気づけるんです。だから、もし悩んだら顧客に聞いて下さい。顧客になりそうな人をここに連れてきてください」。

リーさんからのレクチャーの後、新たに話を聞きに行くチームも。

ヒアリングから戻ってきたチームは、その後情報の整理を進めます。

コーチにアドバイスを求め続けるチームも。でもなかなか焦点が定まらないようです。どうしてこのサービスをやろうと思ったんでしたっけ?

夕方になりました。この後コーチから思わぬ提案が。。。?レポートは続きます。

 - 滋賀大学彦根キャンパス(2017.12)