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外国人住民が抱える多様な課題 (3) 保健・医療・福祉

   

開催まであと少しになりましたが、外国人住民が抱える多様な課題の第3回です。今回は「保健・医療・福祉」について課題を共有します。

外国人住民は、地域で受けることができる保健・福祉サービス、年金や健康保険などについて、日本語での理解力の不足や母国との制度の違い、また将来の見通しが不確定なこともあり、サービスを受けていなかったり未加入になっていることがあります。医療をとってみても、外国語で診療を受けることができる医療機関は限られているのが現状であるほか、子育てについても母子保健サービスや子育て支援などの情報などが知らないままとなり、制度を利用できていない場合があります。

現在長浜市では、病院での医療通訳の配置が課題になっています。たとえ日本語での日常会話ができても医療用語は難しく、病院の受診・入院の際に自分や家族の症状を正確に伝えられないこと、また、医師の診断や措置の説明を理解できないことに対して、不安に感じている外国人住民が多くおられます。なかには親の受診に子どもが通訳として入ることもあるそうですが、重い病気の告知を子どもを通して行う場面などあり、病院側も胸が痛むそうです。


その他にも様々な課題を外国人住民は抱えています。Startup Weekend 1日目には「IDEA PITCH」という、各々のアイデアを発表する時間があります。これはアイデアプランを考えてきた参加者が発表(ピッチ)し、参加者からの賛同を集めながら、チームをつくっていくというものです。

このアイデアの発表は任意ですが、もし何かしらのアイデアをお持ちの方がいらっしゃれば、予めその発表内容について、ざっくりと考えておいてください。

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