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外国人住民が抱える多様な課題 (4) 住居・防災・生活安全

   

外国人住民が抱える多様な課題、最終回となる第4回は「保健・医療・福祉」です。

外国人住民が引っ越しをするのにもまた言語や文化の壁があります。多言語対応のできる不動産仲介サービスも少ないうえ、外国人であることを理由に入居を拒否されたりする事例まで存在します。

引っ越した後も、防災や生活安全に関する周知・共有が不十分となりがちなことが起因して、災害時に孤立してしまったり、事故や犯罪の当事者になることがあります。


これまで取り上げた事例はほんの一部に過ぎず、暮らしている人ひとりひとりが様々な課題を抱えています。このような課題は、当然に外国人住民だけで解決できるものではないのですが、同じ地域に住んでいながらなかなか同じテーブルで会話しあう機会も少なく、より多くの知恵を借りることができないのが現状です。

そこでこれらの課題をビジネスの視点から見つめ直すことができないか、社会起業によって彼らと一緒に生活しあう土壌をつくることができないか--それが今回の Startup Weekend のテーマです。

1日目には「IDEA PITCH」という、各々のアイデアを発表する時間があります。これはアイデアプランを考えてきた参加者が発表(ピッチ)し、参加者からの賛同を集めながら、チームをつくっていくというものです。このアイデアの発表は任意ですが、もし何かしらのアイデアをお持ちの方がいらっしゃれば、予めその発表内容について、ざっくりと考えておいてください。

 - 多様な課題